平和への願い

2004年2月2日
注:本日はFF11とは関係ない内容です。
  しかも重めなので、軽い内容がお好みの方は明日以降に
  ご期待ください(笑

さて、週末は私用であんまりログインできなかったので、今日は最近読んだ本についてです。その本とは、

「イラク便り」奥 克彦 (著)

です。
著作者を見てわかった人もいるかと思いますが、昨年11月にイラクでテロ(の可能性が高い)によって亡くなった奥大使の本です。

奥大使は亡くなる前まで、外務省のホームページに日々の活動を日記として残していました。その日記をまとめた物がこの本です。
本の詳しい内容はぜひ読んで欲しいので書きませんが、その生々しさは戦後の厳しさが伝わってきます。

この本はイラク戦争がほぼ終結し、戦闘行為が落ち着いた後に、奥大使をはじめとする国連を中心をした機関(CPA)がイラク入りするところから始まります。
そこから戦闘で崩れた建物の中に本部を置き、様々な活動をしていく様が書いてあります。

そこには、被害者・加害者などと言う概念はなく、純粋に戦争によって壊れてしまった国をいち早く復興させる為に奔走する奥大使の姿がありました。
イラクの一般市民だけでなく、残兵なども心から心配し、電気の確保、ガソリンの供給、学校の再開などに全力を尽くしています。

後半にはイラク各地で起こるテロに対しての怒りや、決意などが書かれており、日本がイラクに対して何をしていけば良いのか、奥大使の考えが垣間見えます。
つい先日出発した自衛隊の方々の無事を願うのはもちろんですが、世界に日本の力を必要としている国があるというのは、喜ぶべき事ではないかと思います。

自衛隊派遣反対運動などをするのも重要ですが、他にやらねばならない事があるのではないかなと・・・・・。
アメリカを助けに行くのではなく、イラクの罪のない国民を助けに行くのですから。
もちろん違憲問題など、問題は色々ありますが。

日記を書いている今日も、イラクで同時多発テロがあり、50以上の死者が出た模様です。
イラクはこれからどうなっていくのでしょうか・・・・。
アメリカの「戦い」は終わるのでしょうか。

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